1.概要
日本基督教団は、1941年に成立した日本最大のプロテスタント合同教会であり、その成立は、単なる複数の教派教会動詞の教会合同ではなく、国家・社会・神学の交錯の中で理解されるべき歴史的事象である。2.成立の基本構造
本教団の成立は、以下の二要因の交錯によって規定される。(1)外的要因:国家権力による統制
第二次大戦下の日本戦時体制下において制定された「宗教団体法」により、宗教団体は国家権力によって国家統制の枠内に組み込まれた。
これにより日本政府側からは
- 教派の分立は管理上の「非効率」と見なされる
- 統一的教団の形成が事実上要請される
(2)内的要因:教会合同運動の蓄積
- 19世紀末以降の教会合同運動
- 宣教団体を通じた国際的連携
したがって、教団成立は「外的強制」と「内的志向」の重なり合いとして理解される。
3.成立過程
- 各教派間の協議と調整
- 約30教派の合同決定
- 1941年の創立総会
4.成立の歴史的性格
- 神学・典礼・制度の統一は不十分
- 各旧教派の自主性が温存
- 統一原理は制度的であり、神学的には一致性が乏しい。
5.戦後の展開と再編
- 海外教会との再接続 支援受領と自立性の再設定
- 各教派の再自立志向 教派・教団の独立、教団離脱
- 聖公会・ルター派の離脱
それでも教団は解体せず存続し、結果として、多数教派を内包する合同教会として位置づけられる。
6.まとめ
7. 現在の日本基督教団の状況
- 「日本基督教団は左翼」
- 「戦後、ちゃんとした教会は、教団を離脱した」
- 「京都教区の総会で、基地反対運動を支持する決定が為された」「これは日本基督教団が左翼であることの証左だ」