ミュラのニコラウス Nicolaus 3世紀後半〜4世紀
小アジア出身。小アジアのミュラの司教を務めた聖人。祝日は12月6日。船乗り、婦人などの守護聖人。
生涯については不詳。貧しい3人娘に持参金として金貨の入った袋を部屋に投げ入れた逸話の他、嵐を沈めた話、誘拐されて桶に入れられていた子を復活させた伝説がある。11世紀、彼の遺体はイタリアのバーリに移動された。
祝日の前夜、子供たちに贈り物が届けられるという言い伝えがオランダ、スイス、ドイツで形成され、米国にはオランダ系プロテスタント移民によって伝えられ、コカ・コーラ社の宣伝効果もあって、今日のサンタ・クロースのイメージが定着していった。
美術作品においては、東方では白髭の好々爺、西方では冠の司教姿で描かれることが多い。彼の伝説に由来する三つの財布、あるいは金球、錨、船、3人の子どもの入った桶などをアトリビュートとする。
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