公式HPもなく、情報が限られていて、それでいてネット界隈ではしばしば謎の教団と噂されている「誠成公倫」について、教祖の八島義郎氏と教団の足跡、教義の基本について解説しています。
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「新宗教・新興宗教」
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<関連動画>
【宗教学】新興宗教と新宗教の違い 3分12秒で解説
ーーーーレジュメーーーー
【新宗教】誠成公倫 創始者・八島義郎氏
1 基本データ
・創始者:八島義郎(やしまよしろう、1914-2010年)
教団での呼称:法王
・開教年:1959年
・法人化年:1965年
・名称変更:1965年「誠成公倫会」
1995年「誠成公倫」
・信徒数:36000人(1984年)
2 八島義郎氏と教団成立の経緯
・1914年、江戸幕府の旗本の八島信次、たつの長男として誕生。
・少年時代から骨董美術など多趣味。仏像彫刻家となる。
第2次大戦中、兵庫県新美術連盟展部会審査主任を務める。
・戦火に追われて困窮し、仏教を志すも、全宗教を退ける。
・1954年、夢に導かれ大阪・能勢に入山。修行を開始。
予知能力、治癒能力などを会得
・八島義郎のもとに人が集まり始め、霊能力者が現れ始める。
・1954年、下山。開教。塚口に拠点を置く。
・1963年、大阪・玉造に拠点を移す。
各地に会場を設置後、霊能力者を選出。各会場に派遣。
・1965年、公称名を「誠成公倫会」とする。
・1966年、神託により、埼玉県浦和に拠点を置く。
・1983年、大阪・十三に哲学堂を設置。
・1992年、兵庫県西宮市に15000人収容の法堂、ホール、
各種施設を有する巨大な施設を建造。
・1995年、公称を「誠成公倫」に変更。現在に至る。
3 教義
・宇宙、自然における三原則
1 同質
2 相対
3 循環
→原始仏教の哲学的要素や、ギリシャ哲学的側面を想起させる
・人間論
身体的状況 ー精神、運命、遺伝と「同質」で「循環」する。
→相互に質的に繋がり、サイクルしながら変化する
人生 ー運命、遺伝と「相対」の関係にある。
最良の状態で生きる ー運命、遺伝の変革に繋がる
→ それぞれ絶対ではない、双方で作用し合い変化する
絶対運命論ではなく、運命は変えられるという教義?
変革の原動力は、克服者たる八島義郎の霊力によって達成
→他力的で、ある種の救済の根源が八島義郎にあり。
・以上のような個人における三原則は、社会、自然現象と相似関係
→個人、社会、自然、宇宙が、相互に相似し、影響し合う
・悪循環から善循環を目指す =「幸福の哲学」
4 公式HPもなく、謎の教団としてー流れる噂
・八島義郎が定めた不思議なしきたり、規則が多い。
・会員になるには、既存会員の紹介が必要。
・恋愛結婚、自由結婚は推奨されず、教団が導いた見合い結婚が奨励されている。
・お金持ちのマダムが多い。一番いい服で、来訪時には黒、黒のスーツを着用。
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