2024年3月8日金曜日

教皇ボニファティウス8世

教皇ボニファティウス8世 Bonifatius VIII, 在位1294-1303 CE

要約
カトリック繁栄の最盛期、教権優位を主張したためにフランス王フィリップ4世と対立し、1303年に襲撃を受け、救助されたものの間もなく病死。いわゆる「アナーニ事件」「ボニファティウスの憤死」。以後、カトリック衰退。

本文
 教会への課税問題を巡ってフランス王フィリップ4世と教会課税を巡って対立し、1303年に別荘のアナーニにてフランス軍の襲撃と侮辱を受け、その後まもなく病死した、いわゆる「アナーニ事件」、または「ボニファティウスの憤死」で知られる。彼の死後、フランスとの関係の悪化は決定的となり、力関係の逆転も生じて、教皇座がアヴィニョンに移されたままとなる、いわゆる「アヴィニョン捕囚」が起こる。

 ちなみに、彼はビザンティンからルネサンス期の画家ジョット・ディ・ボンドーネの後援者。ボニファティウスは1300年に聖年を定めたため、当時のイタリアは潤い、ルネサンス文化の開花が始まっていた。なお、ダンテはフィレンツェを追放された恨みから、『神曲』において彼を地獄に落とされた者として描く。一方で、クレルヴォーのベルナルドゥスは、ダンテを導く案内人となり、彼に三位一体の奥義を教示する。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

聖書入門テキスト 「聖書について──正典・構成・『約』の意味」

聖書入門テキスト 聖書について 正典・構成・「約」の意味 目次 本書の構成と使い方 第1章 聖書とは何か 1.1 「聖書」という言葉 1.2 「正典」と「聖典」 1.3 一書にして諸書 第2章 聖書の基本構成 2.1 旧約聖書と新約聖書 2.2 「66書」はプロテスタントの数え方...