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【キリスト教史解説】ポリュカルポス(使徒教父)について
【キリスト教史解説】使徒教父 使徒の教えを継承する者
ーーーレジュメーーー
【キリスト教史解説】ポリュカルポスの手紙 Epistle of Polycarp
🟢1 概要
時代:初期キリスト教時代の書。
🔴言語:ギリシア語
🔴分類:「使徒教父文書」(文書群)に含まれる。
使徒教父文書=十二弟子の影響を受けた教父による書
🔴執筆者:小アジアのスミュルナの司教ポリュカルポス
🔴成立年代:110年から140年頃
・現存書簡は『ピリピ人への手紙』のみ。
・補足:パウロの「フィリピの信徒への手紙」は別。
だが、関連性は高く、ポリュカルポスは教えを継承
🟢2 執筆の背景と目的
1 イグナティオスの殉教死を受け、フィリピの教会に本書簡を
送付。
2 フィリピ教会の信仰の堅持
迫害と殉教が背景に。殉教者イグナティオスが模範に。
3 キリストを模範に、信仰の実践、愛と謙遜と忍耐。
4 異端的教えに対する警戒
特にグノーシス主義的キリスト教の教えに対して
正統的教義の保持を勧告。
🟢3 内容
1 イグナティオスを喜んで迎えたフィリピ教会への感謝
2 信仰の堅持の勧告
🟢4 手紙の統一性の問題、文献学上の諸点==
・二通の書簡を結合させたという結合説がある。
・新約聖書文書における牧会書簡と、多くの共通点。
具体的には……職制、用語、思想など
・ペトロの手紙一からの引用も多く認められる。
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