2023年7月14日金曜日

ソッツィーニ主義

ソッツィーニ主義 16世紀後半


要約

ソッツィーニの死後、三位一体とキリストの神性を否定する神学を展開した一派。活動地域:ポーランドのクラクフ。戦争反対と完全無抵抗主義を主張した。1838年、カトリック側のポーランド議会から追放処分を受けた。


本文

 ソッツィーニと彼の叔父レリオ・ソッツィーニらを始祖として、三位一体およびキリストの神性の否定を神学的特徴として、主としてポーランドのクラクフを中心に展開された運動を指す。


 1605年、ソッツィーニの神学を元に、同主義の信仰基準的な教理問答『ラカウ・カテキズム』 Rakauer Katechismusが編纂された。同主義はまた、戦争の反対と完全無抵抗主義を主張する。


 17世紀以降、カトリックによる対抗宗教改革が展開され、ポーランド議会から迫害を受け、1838年、本部が破壊されて追放処分を受けた。


 ソッツィーニ派の著作が収集された全集が以下。

"Bibliotheca Fratrum Polonorum quos Unitarios Vocant" (全8巻、1856年、アムステルダム)

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