**1 基本データ**
~名称~:The Church of Scientology「サイエントロジー教会」
単にサイエントロジーと呼ばれることが多い
~本部~:アメリカ・カリフォルニア
支部のサイエントロジー東京の所在地は、品川?新宿?
~創立年~:1955年
~創始者~:ラファイエット・ロナルド・ハバード
(アメリカのSF小説家、1911-1986年)
~信徒数~:100ヵ国以上に800万。
信徒として、トム・クルーズ、ジョン・トラボルタ等
~その他~:クリスチャンサイエンスと名称や理論が似ている
しかし全くの別物。特に繋がりもない。
**2 歴史の概要**
* アメリカのSF小説家ラファイエット・ ロン・ハバード
1950年、「ダイアネティックス理論」を著書で発表
~「ダイアネティックス理論」とは~(詳細は後述)
過去のトラウマや記憶が身体に悪影響
悪い心象映像を特定し、消去することで健全さを取り戻す
→精神と身体に関する一種の哲学的健康理論
* 1952年、スピリチュアル要素を取り入れての運動を開始
* 1955年、ワシントンに自己啓発的新宗教団体を設立
この年が創立年となる。米国全土、世界各地で展開
* 1980年代半ば、日本での布教活動開始
公式HPでは、現在は5個の支部か 場所:東京・愛知・大阪
**3 設立目的・自己理解**
* 「人がその真の精神的本質を、また自分自身、家族、グループ、人類、すべての生命体、物質宇宙、精神宇宙、そして至高の存在または無限との関係を、完全かつ確実に理解している状態へと至る、正確な道筋を提供する宗教です。」サイエントロジー公式ホームページより。
→物質宇宙と精神宇宙の二元論的世界観、それと繋がる霊的自我
霊的自我の正しい認識により、個人と世界の開発を目指す
**4 ダイアネティックス理論**
* 人間の本質=内部に無限で善的な霊的自我「セイタン」
=「不滅の精神的存在」
* しかし、エングラムと呼ばれる有害物の影響により、本来の力を発揮できない状態にある。(仕組みは後述)
* これを除去して最大限の力を得ることを目指す。
* 「ダイアネティックス」は、Dia(ギリシャ語)「~を通して」と、nous(ラテン語)「心または魂」の組み合わせ
**エングラムの蓄積とセイタンへの悪影響と、その除去方法**
* 環境からの意識レベルでの影響を分析→セイタンに有用
* 他方、無意識レベルで「反応心」に蓄積されてエングラムに
→セイタンに悪影響を与える。
* 無意識レベルの「反応心」を特定しての消去が理想状態
**人間観**
* 「人間の能力は、たとえ現時点では実現されていないとしても、無限」
* 「人間は基本的に善良であり、その精神的救済は、その人自身とその同胞に懸かっているとともに、宇宙との調和の達成に懸かっている」=個人の救済と宇宙の調和との相関関係
**サイエントロジーにおける神の概念**
* 神の概念は第8のダイナミック(無限として存在しようとする衝動)と表現されている
* 第8ダイナミックは、至高の存在、全宇宙の生存の頂点
* L. ロン ハバード『生存の科学』より
「すっかり腐敗し、死に絶えつつある文化を除けば、世界史上の文化で、至高の存在があることを否定したものはひとつもありません。至高の存在に対して永続する強い信仰を持たない人間は、比較的能力が劣り、エシックスの水準も低く、自分たちにとっても社会にとってもあまり価値がありません。これは経験上の観察です。(中略)ただ観察してみただけでも、変わらぬ信念を持っていない人間というのは、人間というよりも物に近い存在だということがわかります。」
**教義**
* ユダヤ・キリスト教とは違って、決められた教義はない。
* 何かを信仰だけで受け入れるように求めることはない
→盲信だけでは意味がない
* 「サイエントロジーのオーディティングやトレーニングへの参加を通して、個人の精神的な意識レベルは向上する」
→理論を理解することが必須
* トレーニングの指導者=オーディター
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