日本基督公会 1872年
【要約】
日本プロテスタント宣教最初期に設立された教会。ジェームズ・バラに学びキリスト者となった押川方義(まさよし)、篠崎桂之助、吉田信好ら横浜バンドの11名が核となって創立。超教派的合同教会という構想が基調。
【本文】
日本におけるプロテスタント宣教の最初期に設立された教会。
ジェームズ・バラに学びキリスト者となった押川方義(まさよし)、篠崎桂之助、吉田信好ら横浜バンドの11名が核となり、以下の通り教会創設へと至った。
1872年、第1回宣教師会議の決議において、各地に設立された諸教会を一つの全体教会である基督公会に統合することを決定し、日本側も関係諸教派の枠を超えた無教派的教会の形成を志向して、「横浜公会」が創設された。初代牧師はジェームズ・バラ。
1874年、京浜と阪神の4つの公会の代表者は日本基督公会条例案を可決、「日本基督公会」とされる。超教派的な福音同盟会の9ヶ条を信条とした。この超教派的規則を教会的信条に再編纂したものが簡易信条主義の萌芽である。
年表
1875年、会堂建築が為され、横浜海岸教会と改称。
1877年、日本長老会等と合同し、日本基督一致教会となる。
1890年、日本基督教会と改称。
1923年、関東大震災により会堂消失。
1941年、日本基督教団の成立に伴い解消。
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