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【新宗教解説シリーズ】佛所護念会教団──法華経・日蓮宗系なのに伊勢神宮・靖国参拝もする在家仏教教団
本教団は、法華経を信仰する日蓮系の新宗教で、1950年10月30日に関口嘉一(かいち)・トミノ夫妻が創立した在家仏教団体である。信徒数は約92万3811人(2024年度末現在)とされている。同じタイプの教団として、立正佼成会、霊友会をあげることができる。
基本情報
- 成立:1950年(昭和25年)10月30日
- 創立者:関口嘉一(初代会長)・関口トミノ(二代会長)夫妻
- 本部所在地:東京都港区白金台2-1-1
- 信徒数:923,811人(2023年度末、文化庁『宗教年鑑』)
- 系統:日蓮系・法華経系の新宗教
- 経典:法華三部経(無量義経・妙法蓮華経・観普賢菩薩行法経(かんふげんぼさつぎょうほうきょう))
- 特徴:寄付・賽銭を一切受け取らず、月会費のみで運営する独自方針
教団創立の経緯
- 関口嘉一 15歳で上京。(14歳で上京、15歳で北海道に渡り、病気で新潟に戻るとも)
- 1923年 関口自転車店を開業。
- 1924年頃 妻・トミノと結婚。
- 結婚からまもなく、長女を授かるが夭逝。
- 1933年 かつての長女の死や長男病弱もあって、妻トミノの信仰の導きにより、霊友会に入信。
- 1935年 霊友会第6支部長になったが、霊友会の共同募金横領・脱税事件を契機に離脱
- 1950年 独立して新教団である佛所護念会教団を設立。
- 法華経見宝塔品(ほけきょうけんほうとうほん)に示される平等大慧(びょうどうだいえ)、教菩薩法(きょうぼさつほう)、佛所護念の精神を中心に、法華経による在家先祖供養を実践。行い、布教活動を展開。毎年伊勢神宮に参拝を行う。
- 法華経見宝塔品(ほけきょうけんほうとうほん):『法華経』の中の「見宝塔品」という章で、仏の教えの尊さと平等性を象徴する場面が描かれます。宝塔(ほうとう)は真理の象徴。
- 平等大慧(びょうどうだいえ):すべての人が仏性(ぶっしょう)を持ち、差別なく悟りに至る智慧(ちえ)を持つという考え。仏教の根本的な平等観を表す。
- 教菩薩法(きょうぼさつほう):菩薩(ぼさつ)が他者を導くために行う教えの実践。自分だけでなく他人の救いを目指す慈悲の行動。
- 佛所護念(ぶっしょごねん):仏が衆生(しゅじょう)を常に守り、念(おも)っているという教え。信仰者が仏の加護を受けているという安心感を意味する。
- 在家先祖供養(ざいけせんぞくよう):出家せず家庭にいる信者(在家)が、法華経の教えに基づいて先祖を供養すること。家庭の中で仏教を実践する形。
- 1953年 本部講堂完成
- 1963年より神宮の式年遷宮の奉賛をすすめる。明治神宮、靖国神社への参拝も行う。
- 建国記念の日奉祝を打ち出し、靖国神社国家護持を主張している。
- 2015年11月、さいたまスーパーアリーナで創立65周年式典を挙行。
教義の特徴(4頁)
- 法華経の実践を最重視する。日常生活で法華経を読み、先祖供養を行うことを基本とする。
- 伊勢神宮や身延山久遠寺、明治神宮への参拝行事を行う。
- 創立以来、会員からの寄付・賽銭を一切受け取らず、月々の会費のみで運営する方針を貫いている(公式サイトで明言)。
活動内容(5頁)
- 自宅での先祖供養(読経)
- 本部・教会での修養会への参加
- 会報『佛所護念』の発行(毎月)
- 国内14教会・海外1教会(台湾教会)を展開
政治との関わり(事実ベース)(7頁)
- 参議院の全国区・比例区選挙で、大竹平八郎、鳩山威一郎、藤井裕久、尾辻秀久、有村治子、衛藤晟一、山谷えり子ら複数候補を支援してきた記録がある。
- 日本会議との関係について、AERA編集部の取材に対し教団は「皇室仰慕(ぎょうぼ)の諸活動や英霊の慰霊顕彰など、教団の考えに合う取り組みについて、その趣旨に賛同する会員に協力を呼び掛けている」と回答している。
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