2023年8月3日木曜日

バシレイオス

バシレイオス Basileios, c. 330‐379 CE


 【要約】

小アジアのカパドキア出身で、弟のニュッサのグレゴリオス、ナジアンゾスのグレゴリオスと共に、4世紀の東方教会に新プラトン主義的神学を導入したカパドキア三星の一人。大バシレイオスとも呼ばれる。東方教会修道制の父。


 【本文】

 小アジアのカパドキア出身で、弟のニュッサのグレゴリオス、ナジアンゾスのグレゴリオスと共に、4世紀の東方教会に新プラトン主義的な神学を導入したカパドキア三星の一人。ラテン名はバシリウス Basilius。大バシレイオスとも呼ばれる。東方教会における修道生活の父。


 カパドキアの名門の家に生まれる。カパドキア他、コンスタンテイノープル、アテナイを遍歴して学ぶ。ナジアンゾスのグレゴリオスと親交を得た他、アテナイにおいては哲学者リバニオス(314ーc.393)門下、後のローマ皇帝ユリアヌスと共に学ぶ。


 その後、修道生活を志してポントス地方のイリス川流域に隠棲するが、5年後にカエサリア司教エウセビオスに招かれて司祭となり、370年、彼の後任としてカエサリア司教に任じられる。アレイオス論争で正統的立場を擁護。一方、修道院周囲に病院などの救貧施設を運営した。


 思弁的である以上に実践的な側面を持ち、アレイオス派の穏健な立場については許容する考えを持っていた。思想的にはオリゲネスを継承し、ナジアンゾスのグレゴリオスとの共同編纂でオリゲネスの著作の抜粋である『フィロカリア』を手がける。


 主要著作

『エウノミオス駁論』

『聖霊論』

『修道規則』:東方の修道院規則範例となった。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

トップページ(目次)

コンテンツリスト一覧 説教や聖書研究をする人のための聖書注解   「主と共に歩んだ人たち─四福音書が映し出す群像」全12回連載 (『信徒の友』2018年4月号ー2019年3月号所収) 【宗教学関連】 (新宗教解説動画)リスト 【茨木春日丘教会(光の教会)関連】 リスト 【キリスト...