人文主義 (Eng. humanism, Fra. humanisme, Ger. Humanismus),15 c
要約
主として15世紀ルネンサンス期に確立し、宗教改革時代へと継承され、そして啓蒙主義へと展開し、近代的人間観の形成へと至った、イタリアを頂点としフランスを初めとした全ヨーロッパに拡大した知的運動。
本文
主として15世紀ルネンサンス期に確立し、宗教改革時代へと継承され、そして啓蒙主義へと展開し、近代的人間観の形成へと至った、イタリアを頂点としフランスを初めとした全ヨーロッパに拡大した知的運動。
ギリシャ・ローマ時代における古典の価値の再評価をその思想的特徴とし、芸術面においても、文学、人間観においても、ギリシャ・ローマの古典への回帰が志向された。
名称の起源
ペトラルカによる古典研究とキリスト教との結合を人間学的に志向する学問として人文学が成立したことが基盤にある。人文学を教授する教師の呼び名であるラテン語のhumanistaが起源とされ、同用語は15世紀後半には成立していたようだ。
ちなみに、フマニスムスという語は、自然科学偏重の時代にあって人間性の回復を提唱したドイツの教育哲学者ニートハンマー(Friedrich Immanuel Niethammer, 1766‐1848)によって造られた造語である。
関連事項
ペトラルカ
ピーコ
エラスムス
ルフェーヴル・デタープル
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