2025年5月1日木曜日

【新宗教・新興宗教解説】立正佼成会 ー霊友会からの独立系 庭野日敬、長沼妙佼

 


ーーーレジュメーーー

【新宗教・新興宗教解説】立正佼成会


1 基本データ

系統:日蓮系統の新宗教。霊友会からの独立系

所在地:東京都杉並区


創始者:庭野日敬(にわのにっきょう、会長、教祖、庭野鹿蔵)

    長沼妙佼(ながぬまみょうこう、副会長、脇祖)

     長沼政(まさ)、元天理教徒、霊能力あり


後継者:現会長 庭野日鑛(にわのにちこう、1991年)

    次期会長 庭野光祥(にわのこうしょう)

     祖父:庭野日敬開祖、父:庭野日鑛会長


名称の変更:1938年、大日本立正交成会

      →1960年、立正佼成会


本尊:久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊

   (くおんじつじょうだいおんきょうしゅしゃかむにせそん)


「この世に実在し、真理を説いた釈尊の姿と、法華経に説かれている久遠の本仏を一体化し、目に見える形であらわしたものです。ご本尊に帰依することで、「万人が救われるように」という仏さまの願いを私たち自身の願いとしています」(公式HPより)


経典:法華三部経(ほっけさんぶきょう)

   三部 1 無量義経(むりょうぎきょう)

       妙法蓮華経に先立って釈迦が説いたもの

      2 妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう、法華経)

      3 仏説観普賢菩薩行法経(観普賢経)

      (かんふげんぼさつぎょうほうぎょう)

       妙法蓮華経の最終部を受けて説かれたもの


公称信徒数約:627万人(1996)、180万人(2023)、実質20万人?


関連事業

 株式会社 佼成出版社

 立花産業株式会社

 株式会社 佼成ライフプラン【事業終了】



2 教団の足跡

1938年、霊友会の新井支部副支部長の庭野日敬、および

 霊能者の長沼妙佼、霊友会から脱退

 約30名の同志と東京の中野にて大日本立正交成会を創設

1942年、本部を杉並区に移転。

1950年、機関誌『交成』創刊。


1947年、信徒1万世帯達成

1955年、信徒30万世帯

1952年、佼成病院を開院

 社会活動、平和活動を展開していく

1956年、『交成新聞』(佼成新聞)を創刊

1958年、庭野日敬、「真実顕現」の宣言

 法華経の解釈を中心とした教学の学びを重視

1962年、会員綱領制定

1964年、本部に大聖堂が落慶

1991年、法燈継承式

 庭野日敬:開祖、庭野日鑛:第二代会長とされる。


3 活動

・第二次大戦後に急成長し、一時は創価学会と並ぶように

・長沼妙佼の存命中は彼の霊能力による導きが活動の主体

・戦後の活動主体

  姓名鑑定

  法座 法座主を中心に数名が囲み、互いに語り合う集まり

     別名「佼成会のいのち」

     「先祖供養と心根性の切りかえ」

・長沼妙佼の存命中は、霊能力を用いた教えと活動中心

 逝去後、教学重視の方針へ




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