<関連動画>
【キリスト教史解説】モンタヌス(モンタノス)とモンタニズムー霊的な熱狂的終末論者
https://youtu.be/SoC66n3YVLk
【キリスト教史解説】ポリュカルポス(使徒教父)について
https://youtu.be/rsatoZ4oIPE
ーーーレジュメーーー
【キリスト教史解説】ヒエラポリスのパピアス
==1 プロフィール==
・活動時期:2世紀頃
・ギリシア教父(活動領域:東ローマ帝国、言語:ギリシア語)
・教会史家エウセビオス(260/65-339)によれば、
・ヒエラポリス司教 ヒエラポリス(小アジアにあった都市)
・リヨンのエイレナイオス(130頃-200頃)、ポリュカルポス
(69頃-155/56)と活動時期が重なる。
・リヨンのエイレナイオスによれば、
・パピアスは使徒ヨハネの弟子
・ポリュカルポスとも親交を持っていた。
・フリギア出身 (古代アナトリア、現在のトルコ周辺)
・著作については、オリジナルは現存せず
エウセビオスによって断片的に伝えられるのみ
==2 モンタヌス主義的傾向==
エウセビオスによって引用された断片的記述、彼の評価から再構成されるパピアスの思想
・歴史性の強調→反グノーシス主義
・モンタヌス主義的な千年王国説への傾倒
==3 著書==
『主の言葉の注釈(報告)』全5巻
・使徒たちが長老に語り伝えたイエスの言葉と業の伝承。
・福音書には含まれないイエスの言葉を含む。
・原本は失われ、エウセビオスによってその断片が二次的に報告
・成立年代:130年から160年を想定する説が多い。
→原本が失われた理由は?
先のモンタヌス主義。異端的と見なされた?
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